ご挨拶
当協会は、横浜市に本社を置き「地質調査」を主たる業務とする法人団体で、平成元年創設以来、急速に発展拡大する国際港都「横浜」の都市基盤整備の根幹に携わるものであります。
地盤内の地質構造並びに性状について、専門技術と地元業者の特性を活かし、調査・解析をすることで市域に貢献して参りました。そして、横浜市の発展と共に市内地質調査業者も増え、又一段と専業化が進んでおり、市内業者20社中当協会加入者数も8割近くになっております。
私がこの業界に入りました昭和40年代の初めは「地質調査業者」と云う業種は、世の中にあまり知られておらず、井戸サク泉業者あるいは杭打ち業者等の様にみられておりました。しかし近年、道路・上下水道・河川・港湾等の大規模なインフラ整備と共に住宅・ビル等の建築物の高層化が進み、地盤及び地下に対する知識、興味は著しく増してきています。
一方、近年頻発した東日本大震災、熊本地震、御嶽山の火山活動等の天災、もしくは 横浜市のマンション棟の基礎杭の根入れ不足による不同沈下、東京豊洲市場土壌地下水汚染、福岡市の水道幹線の漏水から起きた道路舗装下の空洞化等の人的災害等によって も、地質調査の重要性、必要性が広く取り上げられ、一般の方々にも認知される様になりました。当協会におきましては、災害時の二次災害回避の観点から、各種施設の被災状況確認、効率的かつ効果的な応急復旧の一助となるよう、発災時における防災対策はもとより、 防犯等においても横浜市各局と防災訓練を含む防災協定、防犯協定を結んでおり、安全・安心に役立つ様取り組んで居ります。
一般社団法人 横浜市地質調査業協会
会長 鴨井 裕司
目的
地質調査業のもつ社会的使命に応えるため、地域特性を十分に発揮し、横浜市における事業と技術の進歩向上を図り、その経済及び社会地位を向上させ、横浜地域社会の発展に寄与する事を目的とする。